プレスリリース
(2019年)

深層学習技術によってビジネス課題を解決するAIモデル構築ツールキット
「SNN(SCSK Neural Network toolkit)バージョン2」を提供開始 ~AIによるお客様のビジネス課題解決をさらに加速~

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2019年4月9日(火)

SCSK株式会社

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員 最高執行責任者:谷原 徹、以下 SCSK)は深層学習技術の実社会での活用を加速させるため、AIモデル構築ツールキット「SCSK Neural Network toolkit、以下SNN」のバージョンアップ版である「SNNバージョン2」を自社開発し、これを活用したサービスを開始します。

1. 背景

SNNは、深層学習技術を用いた画像解析、センサーデータ解析の実装済みモデルを複数備え、これにお客様の持つデータやノウハウを追加学習させることで、お客様独自のAIモデルを構築します。SNNの利用にあたってはプログラミングスキルや深層学習モデルの実装スキルが一切不要であるため、AIモデルのビジネス適合性検証が容易となり、業務効率化や生産性向上といったビジネス課題に迅速に対処できるようになります。多様なビジネス課題の解決に向けたご相談を数多くいただいている中、お客様の課題解決により迅速にお応えするために、「SNN」をバージョンアップいたしました。

2. 「SNNバージョン2」の機能強化ポイントと特長

  1. (1)機能強化ポイント
      • AIモデル構築における管理タスク支援機能の強化
        上記項目を「SNNバージョン2」の環境内で一元管理するため、AIモデル構築における管理タスクが大幅に省力化され、ビジネス課題解決により注力することが可能となります。
      • ユーザーインターフェースの強化
        「SNNバージョン2」では、従来のコマンドラインインターフェースに加え、より直感的に使えるグラフィカルユーザーインターフェースを整備。
        AIモデル構築の生産性が大幅にアップし、ビジネス課題の解決をより迅速に実現します。
    SNN構成図
  2. (2)特長
    • すぐに使える11種類の実装済みモデルを提供
      合計11種類の実装済みモデルを備えているため、モデルの実装を行うことなく、多様なビジネス課題の解決が可能です。
    • クラウド/オンプレミス、いずれの環境でも利用可能
      利用要件に応じて、クラウド環境/オンプレミス環境のどちらでも利用することが可能です。
    • 作成したAIモデルもさまざまな環境で利用可能
      作成したAIモデルをエクスポートすることにより、エッジデバイスを含むさまざまな環境上でAIモデルを稼働させることが可能です。

3. 提供サービス

SNNをはじめとしたAI技術と、これまでにSCSKが培ってきた業務ノウハウ、システムインテグレーション力を元に、トータルなAIインテグレーションサービスを提供します。

  • (1)AI活用による業務課題解決コンサルテーションサービス
  • (2)AI活用に関する実証実験(PoC)サービス、実証実験(PoC)支援サービス
  • (3)AIモデルの組み込みを含めたシステムインテグレーションサービス

4. 今後の展開

SCSKは、2018年4月のサービス提供開始以来、さまざまな業種において約100件の引き合いをいただき「金融、保険業における損害調査、安全管理」「製造業における品質管理、生産管理」「農業、水産業における生育管理」「その他、社会インフラにおける設備保全」など多様なニーズに対するAI活用を取り進めています。

今後もさらなるAI技術の開発に取り組み、今年度は導入50社およびパートナー各社とのアライアンス構築10社を目指し、お客様のビジネス課題解決に貢献してまいります。

本件に関する
お問い合わせ先

製品・サービスに関する
お問い合わせ先

SCSK株式会社
全社営業統括部門
戦略ソリューション営業統括本部
ソリューション営業統括部 山本、牧
TEL:03-6772-6112
E-mail:snn-info@ml.scsk.jp

報道関係
お問い合わせ先

SCSK株式会社
広報部 後藤
TEL:03-5166-1150

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