お知らせ
(2018年)

 
2018.12.13(木)
SCSK株式会社

ちょこサポ
社会起業家の課題解決を支援する社会貢献活動
「ちょこサポ(SCSKちょこっとサポート)」が
ステップアップ塾を支援しました

「ちょこサポ (SCSKちょこっとサポート)」とは

ITのエキスパートである当社社員メンバーでプロジェクトチームを構成し、IT業務の領域において、社会起業家や非営利団体のニーズに沿った事業支援を行っています。

当社社員にとってこのプロジェクトでの経験は、社会課題の解決に取り組む志を持った社会起業家や非営利団体の方々の生き方に触れることで、自らの仕事への向き合い方や取り組み方を見つめる機会となるとともに、ITの力で課題を解決できることを実感し、ITの社会的意義について考える学びの機会となっています。

今回の支援先(ステップアップ塾様)について

今回支援した「ステップアップ塾」( 以下、ステップアップ塾(運営団体:NPO法人 維新隊ユネスコクラブ))は、学びたいのに学べない家庭環境の子どもたちの支援を目的として、経済的事情などによる教育格差を是正し、学習サポートを必要とする小・中学生に平等な学びの機会を提供するために設立された「給食つき個別指導型無料塾」です。学生講師や調理スタッフなど、約50名の無償ボランティアにより、学習指導、給食提供、メンタルケア、イベント運営などを行っており、現在約45名の小・中学生が利用しています。

支援先の抱えていた課題と、解決策について

ステップアップ塾へのちょこサポの支援は、今回で2回目となります(前回の取り組み内容はこちら)。ステップアップ塾では次のステップとして、より多くの子どもたちへの学習機会の場として新たにトレーラーハウスの導入決め、遠隔授業での効果的な学習支援について検討していました。またあわせて、学生をはじめとした教育ボランティアに携わる皆さんに向けた、より良い情報提供プラットフォームの構築を熱望されていました。

そこで今回のプロジェクトでは、トレーラーハウスを活用した遠隔授業支援システムおよび、教育ボランティア向け情報Webサイトの構築について検討し、支援を行いました。活動には、SCSK社員2名が参加し、2018年6月から2018年9月の3カ月間にわたって取り組みました。

「ちょこサポ」1
「ちょこサポ」2
「ちょこサポ」3

トレーラーハウス

「ちょこサポ」4

支援先について

支援先 「ステップアップ塾」(運営団体: NPO法人維新隊ユネスコクラブ)
事業内容 家庭の事情で通塾できない小・中学生を対象とした給食つきの個別指導型無料塾の運営
URL http://stepup-unesco.com/ 新規ウィンドウ
ステップアップ塾様からのコメント

食事付きのトレーラーハウス自習室が、2018年11月19日に西早稲田でプレオープンしました。

非常に難しいと思われた今回の遠隔学習システムの企画実現に踏み切ることができたのも、前回の「ちょこサポ」で、英単語テストの自動化マクロやバーコードを利用した出席管理の仕組み、さらに塾生の到着を知らせる保護者へのメール自動送信、セールスフォースのシステム構築のご支援をいただき、その時にITの便利さや凄さを学ぶことができたからだと思います。

今回、ご相談した内容は、同業他団体での活用も視野に入れたため、実現の難易度は高くなってしまったように感じています。しかし、SCSKのちょこサポメンバーの方々は、「ちょこサポ」期間の終了した今も当団体への惜しみない協力を継続してくださっています。これは本当にうれしいことです。

ご縁に心から感謝しています。ありがとうございました。

今後ともご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

ステップアップ塾 塾長
NPO法人維新隊ユネスコクラブ 理事長 濱松 敏廣様

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参加社員の感想

私が携わらせていただいた内容は、今秋から稼働するトレーラーハウス内での遠隔学習システムの構築です。

塾は毎週一日ですが、トレーラーハウスは平日毎日稼動する学びの場として提供されます。

しかし毎日トレーラーハウスに先生をたくさん呼ぶことはできません。

そこで遠隔学習システムを構築し、子どもたちがいつでも安心して勉強できるような仕組みをステップアップ塾様が描いておられました。

今回の活動を通じて、さまざまな事情で学べていない子どもたちがいることを知り、その子どもたちは学ぶ機会があれば、大いに成長していくことも知りました。

この世の中から早く教育格差がなくなることを願うとともに、険しい道を切り拓くステップアップ塾様の姿勢を今後も応援させていただきます。

SCSK株式会社
製造・通信システム事業部門 事業推進グループ
事業企画部 坪田 賢治

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