プレスリリース
(2017年)
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2017.04.28(金)
SCSK株式会社

伊予銀行シンガポール支店にて、海外店向け勘定系システム「ORFE-Global」本格稼働

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:谷原 徹、以下SCSK)は、株式会社伊予銀行(本店:愛媛県松山市、代表取締役頭取:大塚 岩男、以下伊予銀行)シンガポール支店に対し、海外店向け国際勘定系システム「ORFE-Global(オルフェ グローバル)」を提供し、2017年4月17日から本格稼働を開始しました。

1. 背景

SCSKは、海外拠点向けトータルバンキングシステム「SIBAS(サイバス)」を30年以上に渡り販売、提供し、多くの金融機関様に評価いただいています。(2017年4月時点で6行、8支店でご利用中)

この実績と経験を活かし、新たに「SIBAS」のWeb対応版として「ORFE-Global」を開発しました。

「ORFE-Global」のファーストユーザーとして、伊予銀行シンガポール支店に採用されました。約6カ月間の導入期間を経て、2016年12月5日のシンガポール支店開設時から本番稼働を開始、現地でビジネス展開されている日本のお客様向けに営業をしていました。これまではサービス提供範囲が限られていましたが、このたび、2017年4月17日にグランドオープンを迎え、「ORFE-Global」も本格稼働を開始しました。

伊予銀行ではすでに香港支店で「SIBAS」を利用いただいていますが、「ORFE-Global」の特長である導入コストの低減、画面のWeb化による操作性向上といった点を評価いただき、このたびの採用に至りました。

2. 「ORFE-Global」製品概要

「ORFE-Global」は、「SIBAS」をベースとして、Web対応版として開発した海外店向け勘定系システムです。貸付、証券、資金、輸入/輸出為替、送金、預金など海外店向けに必要な機能を有しています。「ORFE-Global」の製品体系は下記の通りです。バックオフィス、フロントオフィスの分離に対応し、フロントオフィス向け機能は拠点ごとの業態に合わせて提供可能です。

<ORFE-Global製品群>

  • ORFE-G
: 【バック】勘定系システム
  • SMASH
: 【フロント】資金/為替管理(ディーリングサポート)
  • SOLID
: 【フロント】有価証券管理
  • CARP
: 現地当局向け報告データ生成ツール

業務機能は「SIBAS」パッケージで培ったノウハウを引き継ぎ、幅広くカバーしています。

  • 対顧貸付、預金(普通/定期/当座)、仕向送金、被仕向送金、輸出入為替、保証
  • 有価証券(国債/社債/株式/CP/CD)
  • インターバンク資金、インターバンク為替
  • 各種マスタ管理(顧客情報、口座開設など)
ORFE-Global製品群
3. 「ORFE-Global」特長

従来製品の「SIBAS」はIBM社製オフィスコンピュータ「AS/400」上での稼働を条件としていましたが、「ORFE-Global」ではWebシステム構成を採用し、OS・ソフトウェアについてもオープンソースソフトウェア(OSS)を採用しました。これにより初期導入、保守コストを抑えることが可能です。

機能面においても、従来の「SIBAS」から提供する各業務機能はそのままに、Web対応版として下記の機能追加を実現しています。

  • ユーザーインタフェースのWeb画面化による操作性向上
  • 取引承認機能(ワークフロー)の強化
  • 出力帳票を従来の紙ベースからPDFファイルでの自動出力化
  • バッチ処理の自動化
  • セキュリティー、コンプライアンス対応の強化
  • Microsoft Access ベースでの柔軟なEUC基盤の提供

※EUC(End User Computing)・・・企業などで情報システムを利用し、実際に業務を行う従業員や部門が、自らシステムやソフトウェアの開発・構築や運用・管理に携わること。

4. 販売価格

「ORFE-Global」 28,000,000円(税別)~

本件に関するお問い合わせ先

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
金融システム第三事業本部 銀行システム第四部 道下
TEL:03-5859-3909


【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
広報部 栗岡
TEL:03-5166-1150

※掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。