プレスリリース
(2015年)
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2015.05.28(木)
SCSK株式会社

netXDC千葉第2センターを開設
~公共・金融機関にも適合する安全性と信頼性を実現~

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:大澤 善雄、以下SCSK)は、国内9拠点目となる新データセンター「netXDC千葉第2センター(以下当センター)」の建設を完了し、SCSKの「安全・安心なデータセンター」(ティア4準拠)の中核拠点として、5月1日からサービス提供を開始しました。

なお、当センターの開設により、SCSKの全データセンターの延床面積は約70,000m2となりました。

1.環境・設備
  1. (1) 安全性
    当センターは、近隣に主要活断層が無く強固な洪積台地の地盤であり、海岸から20km以上離れ海抜22.5mに位置しているため、事業継続上不可欠となるデータを大規模な災害や障害から守ります。
  2. (2) 信頼性
    横揺れ対策としての基礎免震構造に加え、縦揺れ対策に垂直制震ダンパーを採用することで、地震の揺れを最大80%減衰させます。さらに電源供給では異なる変電所2系統からのループ受電により、当センターまでの経路が二重化されています。一方の経路で障害が発生した場合、残りの経路で受電が行える安全設計になっています。障害時には、無給油連続72時間運転可能な自家発電装置を有し、災害時の給油体制では専門業者と優先供給契約を締結し、給油が途切れることなく電源を供給することができます。また、外部に接続するネットワークは、異局接続で提供しており、柔軟な設計による冗長化を可能としています。
2.運用

当センターは隣接するnetXDC千葉センターと体制を一元化し、既に実績あるサービスマネージャーと運用のベストプラクティスを体系化したITIL®に準拠したプロセス、サービス提供状況を可視化した基盤の三つを組み合わせることで、高品質なITサービスを提供しています。さらにオペレーションを自動化することで、人的ミスの排除や効率化を実現しています。またSCSKが運営する全データセンターを接続するネットワークは経路全てが冗長化されています。これにより、兵庫県三田市で運営する郊外型データセンター「netXDC三田センター」とのディザスターリカバリー連携においても、高いビジネス継続性を確保しています。

3. netXDC千葉第2センター概要
所在地 千葉県印西市
建物設備規模 延べ床面積 15,600m2、受変電容量 20,000KVA 最大 3,200KVA/フロア
対応スペック 平均消費電力 8KVA/ラック、床荷重 1,500kg/m2
セキュリティ設備 入退管理システム、TVカメラ監視、赤外線センサー、セキュリティゲート、X線検査装置、金属探知機、生体認証など
ISO認証 ISO9001、ISO14001、ISO20000、ISO27001、ISO22301 各認証取得
各種認証 FISC、JEITA、JDCC(ティア4)の各規定に準拠
環境性能 目標PUE 1.3、外気利用(夏期:循環運転、中間期:外気運転、冬期:混合運転)、省エネ照明制御他、各種施策の採用

図1: netXDC千葉第2センター外観

図1: netXDC千葉第2センター外観

図2: 垂直制震ダンパー

図2: 垂直制震ダンパー

図3: 基礎免震構造としてのハイブリッド免震システム

図3: 基礎免震構造としてのハイブリッド免震システム 4種類の積層ゴムアイソレータやダンパー
4種類の積層ゴムアイソレータやダンパー

本件に関するお問い合わせ先

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
ITマネジメント事業部門
netXデータセンター事業本部 netX営業部
データセンター営業課 粕谷
TEL:03-5166-1971

【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
広報部 西広
TEL:03-5166-1150

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