プレスリリース
(2015年)
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2015.01.05(月)
会社名 SCSK株式会社
代表者名 代表取締役会長 兼 CEO 中井戸 信英

2015年 年頭挨拶(要旨)

皆さん、新年明けましておめでとうございます。

わが社における昨年の一番の出来事は、日本経済新聞社の2014年「人を活かす会社」調査で総合ランキング1位に輝いたというニュースでしょう。皆さんが会社の方針、施策をしっかりと心から理解し得たこと、役員から部長・課長に至るまで、きめ細かいマネジメントを行ったこと、そして何よりも一人ひとりが工夫し、業務プロセスを改善したことの成果だと思います。少なくとも「労務環境・労働条件」に関する施策、改革という点においては、「超一流会社」「日本一の会社」であると胸を張ってよいと思います。
しかし、まだ「真の超一流会社」に向かう第1ステージを乗り越えたに過ぎません。我々が目指すのは、すべてのステークホルダーからあらゆる分野で高く評価される、名実ともに日本を代表する企業になることです。今後、本格的に取り組むべき課題として「ダイバーシティ」「女性の活躍」があります。これは、日本全体に課せられている課題です。今後も人口減少と少子高齢化が進むと見込まれる中、未来の国家運営の観点からも女性労働力への期待が高まっています。そして何よりも、女性が輝いている社会の実現が期待されるところであります。わが社がこれまで取り組んできた働き方改革は、女性の活躍を後押しする重要な施策と考えています。日本一の「人を活かす会社」の名に恥じぬよう、女性が活躍できる活力に満ちた、働きやすい会社を作っていきたいと思います。

さて、2015年は現在の中期計画の仕上げの年であると同時に、新たな中期計画の初年度という重要な一年になります。
ここまでの3年間を振り返りますと、合併による業務の効率化や、事業の選別などによる収益力向上への取り組みは、皆さんの努力により一定の成果をあげることができたと考えています。残り3ヶ月、「中期計画 完全達成」の有終の美を飾れるよう頑張っていただきたいと思います。
一方で、まだ道半ばにあるのは「業務のクオリティ」の問題です。新しい中期計画では、全社をあげて「クオリティ」のレベルを飛躍的に引き上げるため、わが社の開発標準「SE​+​」やマネジメント層がプロジェクトの状況を逐次把握できる仕組み「SE​+​(NAVI)」など、さまざまな仕組みや制度を徹底して導入していこうと考えています。さらに、次期中期計画では「サービス提供型ビジネスへのシフト」を戦略の軸に据えたいと考えています。これまで蓄積した知的財産や資産をもとに、わが社なりの付加価値の高いサービスを創り、「顧客へのプッシュ型」で提供していくビジネスという概念に基づくものです。皆さんも一人ひとりどのようなサービスを創れるか、どのようなサービスを顧客が求めているか考えてみてください。

さて、昨年の暮れ、宇宙探査機「はやぶさ2」が打ち上げられました。太陽系銀河や地球の成り立ちを追究するため、52億kmの長い宇宙への旅が始まりました。「はやぶさ2」が地球に帰還するのは、東京オリンピックの開催と同じ2020年とのことです。
SCSKも「はやぶさ2」と同じく、「夢ある未来」に向かって長い旅を続けていくことになりますが、2020年には「日本を代表する超一流のITベンダー」という姿で、人類の「夢ある未来」に貢献する数々のデータを持ち帰ってくるであろう「はやぶさ2」を皆さんで拍手を持って迎えようではありませんか!

※これは、2015年1月5日にSCSK役職員向けに行われた年頭挨拶の要旨です。

本件に関するお問い合わせ先

SCSK株式会社 広報部
TEL:03-5166-1150