高速かつ安価な「USiZEクラウドファイルサーバ」を提供開始
～ 24時間365日の高度な運用一体型のファイルサーバを従量課金にて提供 ～

SCSK株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役社長：中井戸 信英、以下SCSK）は、業務データの外部保管と高速なファイルアクセスを可能にする「USiZE（ユーサイズ）クラウドファイルサーバ」を、3月1日から企業向けに販売開始します。本サービスは、SCSKの運営するデータセンター「netXDC」の持つ運用監視基盤を活用することで、高度な運用一体型のファイルサーバを従量課金型にて提供いたします。

1．背景

近年、企業の事業継続計画（BCP）の対策として、業務データの外部保管というニーズが高まっており、その対策の一つとして、企業ファイルサーバのクラウド化が検討されることが増えています。しかし、ネットワーク経由でのファイルアクセスゆえのパフォーマンス低下や回線コスト、データ移行などの切替コストといった課題があり、企業ファイルサーバのクラウド採用は進んでいません。また、安価なクラウドストレージはさまざまな事業者から提供されていますが、企業利用に適したサービスはまだ少ないのが現状です。

SCSKはこうしたニーズに応えるべく、既存ファイルサーバからの移行が簡単で、安価な通信コストで高速ファイルアクセスが可能なクラウドファイルサーバサービスを提供します。

2．「USiZEクラウドファイルサーバ」の特長・メリット

　「USiZEクラウドファイルサーバ」は、クラウド環境で安価にファイルサーバを利用することができるサービスで、主な特長・メリットは以下のとおりです。

• (1) ネットワーク品質に左右されない高速なファイルアクセス
  ローカル環境にキャッシュ機能を持ったクラウドゲートウェイを設置する構成で、クラウドへのネットワーク帯域に関わらず、利用者は快適にファイルアクセスが可能です。
• (2) ファイルサーバ運用の簡素化・コスト削減
  netXDCで構築されている24h365dの高度な監視連絡体制が、標準で利用できます。また、自動バックアップや自動データ階層化といった運用のオートメーション機能が利用可能です。
• (3) 業務を止めることなく、既存環境からクラウド環境への移行が可能
  日立製作所のファイルサーバを採用しており、ディレクトリ構成やアクセス権といったメタ情報を先行移行し、その後データを移行しながらファイルサーバを利用することができます。
• (4) ファイルサーバコストの最適化
  ファイルサーバ容量は500GBからスモールスタートできます。また、ご利用後のデータ増減予測ができなくても、ファイルサーバ利用を継続したまま容量拡張・縮小が可能のため、常に最適なファイルサーバ容量でご利用いただけます。
• (5) 拠点被災時のデータ保全
  クラウドゲートウェイが置かれている拠点が被災した場合にも、データはクラウド上に保管されておりデータ消失のリスクを回避できます。

USiZEクラウドファイルサーバの構成図

3．価格

ゲートウェイ機器利用、500GBのクラウドストレージ領域、障害時連絡サービスをパックとして提供し、月額費用　98,000円（税別）からご利用いただけます。

※ゲートウェイとクラウドストレージとの接続回線は別途ご用意いただく必要があります。既設回線など自由に引きこむことができます。

4．販売目標

販売開始から1年間で30社への導入を目標としています。

5．エンドースメント

株式会社日立製作所は、今回の「USiZEクラウドファイルサーバ」の販売開始を心から歓迎します。
「USiZEクラウドファイルサーバ」は、SCSK株式会社の高いシステム運用力、サポート力にもとづいて開発されたサービスであり、日立の高品質なプラットフォーム製品を活用いただくことで、高信頼なエンタープライズ向けのクラウド環境を実現しています。

BCP対策、ファイルサーバの管理運用コスト低減に役立つクラウドサービスとして、多くのお客様に満足いただけるものと確信しています。

株式会社日立製作所 情報・通信システム社
ITプラットフォーム事業本部
統合プラットフォーム販売推進本部長
家近　啓吾

本件に関するお問い合わせ先

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
ITマネジメント第一事業本部
クラウドインテグレーション部 中村
TEL：03-5166-2511
E-mail : cloud-sales@ml.scsk.jp

【報道関係者からのお問い合わせ先】
SCSK株式会社
広報部　栗岡
TEL : 03-5166-1150

※記載された内容は発表日現在の情報です。また、文中に記載された会社名および製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。