トップメッセージ

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当社は2011年の合併以来、「夢ある未来を、共に創る」という経営理念のもと、事業活動を通じて社会に貢献する企業になることを目指して、さまざまなステークホルダーの皆さまと共に豊かな社会づくりを進めています。その実現のために、情熱を持ち高い目標に挑戦すること(Challenge)、お客様や社会の課題に真摯に向き合い責任ある行動を取っていくこと(Commitment)、仲間を尊重しチームワークを大切にすること(Communication)を行動指針とし、社員一人ひとりが自らの業務の実践により、事業を通じた社会課題解決にこれからも取り組んでまいります。

2015年9月、国連において「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されました。これは、全ての国およびステークホルダーを対象に、社会課題の解決に向けて力を尽くすべき諸目標として定められたもので、貧困や、気候変動、社会の平和など、幅広い内容を含んでいます。世界の経済情勢や社会情勢に不安定な面も見られる昨今、こうした課題解決に向けた世界共通の目標の達成に向けて、企業も事業活動を通じて優先的に取り組む課題を設定し、課題解決に貢献することが求められています。

IT業界にとって、こうした社会課題は、リスクでもあると同時にビジネスチャンスでもあります。例えば、労働力減少や高齢化、地方の衰退と地域間格差、気候変動やエネルギー問題などは、わが国においても深刻な社会課題ですが、事業を通じて取り組む余地も大変大きいものと考えています。一方、企業の内部に目を転じると、ビジネスの高度化・高付加価値化により働く人の意欲が生産性を左右する時代となっているため、ワークライフバランスやダイバーシティ、健康経営の推進などが益々重要になってきています。また、IT業界の持続可能性といった観点から、パートナー企業における長時間労働の削減など、サプライチェーンにおける人権面での課題に積極的に関与していくことも重要だと感じています。

こうしたIT企業が直面している社会課題に対してより効果的に取り組むため、当社は昨年、CSRの重要テーマ(マテリアリティ)を設定しました。これは、従来からのCSRの取り組みを、2015年度からの中期経営計画で定めている経営課題と統合した形で進めていくことで、より一層進化させていきたいと考えているものであり、3つのテーマからなります。
第一に、中期経営計画の基本戦略である「サービス提供型ビジネスへのシフト」や「時代の変化を捉えた戦略的事業の推進」を通じた価値創造に社会課題解決の要素を組み込んでいくことで、「お客様と共に創る豊かな社会」の実現を目指します。 第二に、ITに対する社会からのニーズの高度化に対応できる人材の育成と表裏一体の取り組みとして、「働きやすい、やりがいのある会社」の実現に向けて今まで以上に注力していきます。
第三に、経営基盤強化としての業務品質の追求に向けて、パートナー企業における品質や雇用労働面などでの適正な管理に連携して取り組み、「パートナー企業と提供する安心・安全なITサービス」を実現していきます。

こうしたCSRの重要テーマは、いずれも中期経営計画の基本戦略や経営基盤強化策と密接にリンクしています。一方、当社のCSRは「夢ある未来を、共に創る」という経営理念や、「Challenge」「Commitment」「Communication」からなる行動指針をベースとしています。従って、今後マテリアリティを推進することで、基本戦略と、経営理念や行動指針とをより強固に結び付けることができます。そして、これにより当社の中長期的な企業価値向上を実現しつつ健全な企業文化をより深く浸透させ、全てのステークホルダーの皆様からの信頼をもとに、「事業活動を通じて社会に貢献する企業」という目指す姿をより確実なものにしていきます。

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代表取締役 社長執行役員 谷原 徹